本校では、給食委員会を中心に生徒が主体となって、残量の少なさ日本一をめざして様々な取り組みを行っています。
給食委員の呼びかけ
まず、短い給食時間の中で少しでも食べる時間を確保するため、10分内配膳に取り組みました。3年生が1年生に配膳方法を伝えたり、配膳が早いクラスを見学に行ったりし、クラス全員で協力し、効率的に配膳できるようになりました。
また、感謝の心を持って食べることができるよう、給食委員が給食センターを訪問し、給食ができるまでの様子、調理員さんの苦労や思いを全校に伝えました。
委員会による給食センター訪問
さらに、成長が著しい時期の食生活について、委員長と栄養教諭が定期的に昼の放送で全校指導を行い、食への興味・関心を深め、「自身の健康等を考え、バランスよく食べよう」という意欲を高めています。
これらの取り組みの結果、充分な食事時間を確保でき、感謝の気持ちやバランスよい食生活実践への意欲が高まり、大幅に残量が減りました。7月には全校残量ゼロを達成し、生徒たちの中に誇りが生まれ、委員長や栄養教諭が給食時間に巡回すると、自分たちのクラスのよさや工夫を教えてくれます。
4月から毎日残量ゼロのクラスでは、かけらの1つもなく洗ったかのようにきれいな食缶はもちろん、食器もきれいに返却することで感謝の気持ちを伝えています。それらの姿を全校に広めることで、さらに各クラスで工夫し、自主的に動く姿も増えています。
かけら一つ残さない残量ゼロの学級
今後は「食育を題材とした全校道徳」なども企画しています。健康への意識や感謝の心を一層深め、残量の少なさはもちろん、いろいろな「日本一」の給食時間をめざしていきたいです。