2024年10月22日火曜日

クラウド型学習支援アプリで「作ってみよう!」 各務原市立蘇原第一小学校6年生

 各務原市では、児童生徒が家庭で料理をする機会を増やすため、クラウド型学習支援アプリで「作ってみよう!」レシピの配信を行っています。


各務原市立蘇原第一小学校6年生では、食育マイスターの取り組みとして、夏休みに食事作りに挑戦するための1食分の献立を考える授業を行いました。

その際に、「作ってみよう!」レシピを活用しました。40種類以上あるレシピの中から、作りたい料理を選んで組み合わせ、栄養バランスの良い1食分の献立を考えることができました。


自分の力で作ることができるか考える児童や、家族の好みを考えてレシピの味付けをアレンジする児童もいました。夏休みには前向きに食事作りに挑戦した児童が多くいました。

また、この活動をきっかけに、日常的に食事作りに関わっていきたいと意欲をもつ児童もいました。



2024年10月7日月曜日

「調理員なりきりトライやる!」 関市内中学生

今年度、関市学校給食センターでは、市内中学生を対象に「調理員なりきりトライやる!」を企画したところ、学校給食や栄養士、調理師の仕事に興味がある14名の生徒の参加がありました。

関市では2年前より、小学生とその保護者を対象に給食センターの見学と簡単な釜かき混ぜなどを体験する「わくわく探検ツアー」を行ってきました。中学生は、それらに加え、給食作りの一部を体験します。

 

生徒たちは、調理場に入る前に手洗い方法や身だしなみについて指導を受けました。その後、首元までしっかり覆われた帽子と白衣に着替えます。

少し緊張気味の生徒もいましたが、これからの体験に期待を膨らませているようでした。




調理場では、じゃがいもの芽とりやとうもろこしの皮むきをしたり、野菜切裁機や釜で調理する様子を見学したり、食材に見立てたボールの配食を体験したりしました。



生徒は自分たちが体験した作業を、実際は7100人分の量で行っていることを想像することで、調理員の苦労を感じることができたようです。

また、調理員が野菜切裁機のねじや包丁の刃こぼれを確認したり、食材の中心温度を確実に測定し記録したりする様子から、安全安心な給食を届けるためのルールを知ることができました。

 

体験を終えた生徒からは、

・給食を残さず、味わって食べたい。

・調理員さんの給食に対する思いがとても強かった。学校で給食を食べるとき、今日のことと、調理員さんの笑顔を思い出せたらと思う。

・家でも安全に作るために、服装などもしっかりして作っていきたい。

などの感想がありました。

調理員にとっては、生徒と直接かかわることができた貴重な時間となりました。給食ができるまでには、多くの人と様々な仕事、そして生徒を大事に想う心があることに気付いたようです。

 

関市ではこれからも、児童生徒および保護者の方が給食への関心や理解を深め、家庭での食育の充実を図る取組を続けていきたいと思います。


2024年10月5日土曜日

「熱中症を予防しよう~食事面から考える~」 大垣市・市内全小学校・義務教育学校(19校)

大垣市では、令和3年度から、献立と教科等の内容を関連付けた食に関する指導を、市内全小学校・義務教育学校(19校)で行っています。

デジタル化した指導資料を各校に配信し、依頼することで、ICTを活用した学級担任による食に関する指導が定着してきました。

今年度は、市内全中学校・義務教育学校(10校)においても、デジタル化した指導資料を作成し、統一した食に関する指導を、栄養教諭が給食の時間に実施しました。

9月の指導内容は、「熱中症を予防しよう~食事面から考える~」です。水分補給の大切さを再確認した上で、指導当日の給食に含まれている水分量クイズを行い、食事からとれる水分について理解を深めました。

 

水分量クイズ



指導後行ったアンケートでは、96%の生徒が「動画の内容が理解できた・おおむね理解できた」と回答しました。また、「給食からたくさんの水分がとれるので、最後まで食べたいと思った。」「今日の給食とリンクした話だったので、熱中症対策への意識がより高まった。」「給食をしっかり食べることで、熱中症を予防でき、午後からも元気に活動できることが分かった。

朝ごはんも面倒くさがらずにしっかり食べて、熱中症を防ぎたい。」など、自分の食生活を振り返り、これからどうするとよいのか考えることができた生徒が多くいました。