2021年12月15日水曜日

「減塩」に関する食育資料の展示 金山中学校

金山中学校では、市の健康医療課と連携して、「減塩」に関する食育資料の展示を行いました。

下呂市は、県内でも塩分摂取の多い市で、市全体で減塩に取り組んでいます。

毎年、市の補助を受け中学校3年生を対象に血液検査と尿検査を実施しています。検査後は市の保健師さんから検査結果の見方や生活習慣病についての事後指導を受けます。

尿検査の項目として尿中塩分検査も実施していることから、指導後に主食やおかずに含まれる塩分がわかる実物の食品パッケージや減塩食品の展示を行いました。

普段身近にある食品に含まれる塩分量がわかりやすく表示されており、子どもたちは興味を持って見ていました。

2021年12月14日火曜日

「ふるさと大垣科」の教科書

 

大垣市が実施している、「ふるさと大垣科」の教科書には、大垣市出身の絵本作家である市川里美さんの絵本について紹介され、小学校2年生で学習をしています。

そこで、毎年読書週間に合わせて、市川里美さんが挿絵を描かれた「おだんごスープ」に登場するスープを給食に取り入れています。

 


市川里美さんの出身校でもある、赤坂中学校では、図書室に市川里美さんの絵本コーナーがあり、掲示資料の中で、給食のおだんごスープについても紹介しています。


また、委員会活動の中でも、おすすめ図書として、取り上げて展示をしています。


絵本を手に取った生徒は、「なつかしい。小学校に読み聞かせに来てくれていた。」と思い出したり、「給食のおだんごスープを食べて、絵本を借りにきた。」と話してくれたりしました。

今後も継続して「おだんごスープ」を給食に取り入れることで、給食を通して、本に親しみをもってほしいと考えています。

2021年11月25日木曜日

就学時健診と栄養教諭による「食育講話」 坂祝小学校

 坂祝小学校では、来年度入学予定児童89名の就学時健診が行われました。

児童の健康診断が実施される中、待っている保護者を対象に、栄養教諭による「食育講話」が組み込まれています。「現1年生の給食時間の様子から感じたこと」「アレルギー対応について」「朝食の大切さ」の3つの内容でお話しました。


新1年生の保護者にとって、コロナ禍でどのような給食時間を過ごしているのか、少食や好き嫌い等、食に関する不安を抱えている方もいるので、給食時間の様子を画像と共に紹介しました。その中で、「秋刀魚の塩焼き」のような骨つきの魚を、家庭でも食べるようにしてほしいこと、また、初めての食材に抵抗を示す児童も多いので、いろんな食材を食べる機会を大切にしてほしいことを伝えました。

最後に、坂祝小学校の朝食の欠食率や朝食内容の実態からみえる問題点を示し、実際に児童の食指導に使う資料を用いて、バランスのよい朝食を紹介しました。

朝食に野菜がない児童が半数以上いるので、「野菜を食べると、こんなにいいことがある!」ということを保護者の方にも理解して頂くことで、バランスのよい朝ごはんに、野菜も食べてくる児童が増えることを願っています。

コロナ禍でも子どもたちが楽しみにしてくれる給食を作りたいと思っています。来年度の新1年生も、安心して、元気に学校に通ってもらえますように・・。

2021年9月14日火曜日

「鮎の食べ方」指導 郡上市立 明宝小学校


【献立紹介】白ごはん・岐阜鮎の塩焼き・野菜の香りあえ・さつま芋入りみそ汁・牛乳

【岐阜県産食材】米、牛乳、鮎

【郡上市産食材】キャベツ、きゅうり、大根、みそ


昨年度、郡上市産の鮎を塩焼きにして提供した際「鮎の食べ方」という紙媒体の資料を配布し指導をしました。もっと大きな画像で見たいという意見があり、今年度はプレゼン資料を作成しました。

明宝小学校では、ICT担当教諭が資料を連続して再生するように加工し、児童が自分のタイミングで視聴しながら魚と向き合うことができるように工夫しました。(低学年は、担任が画像を止めて丁寧に指導と見届けをすることができました。)


「骨がきれいに取れたよ」と見せてくれたり、去年を思い出して「骨抜きに挑戦したけど、今年はできなかった」と残念そうな顔をしたりと、静かな教室にいろいろな表情が生まれていました。

黙食の徹底と食育の両立について、いろいろな配慮がされている中、学校や担任との連携により、ICTの活用も含め、給食を教材とした新しい指導が広がりつつあります。




 


2021年2月26日金曜日

「おはなし給食」 笠郷小学校

笠郷小学校では、図書委員会、学校司書と連携して、学校行事である図書館祭りの活動の一つとして「おはなし給食」を行いました。

第1回目は臨時休業の終了直後であったため、学校司書の提案を受け、配膳も簡易であるように、季節の花あじさいをイメージした個食の手作りゼリーを提供しました。図書室では当日の給食写真やあじさいにちなんだ図書が学校司書によって掲示され、訪れた児童が給食を思い出しながら、興味をもって図書や掲示物を見ていました。

第2回目は図書委員が推薦した図書の中から「からすのてんぷらやさん」を選び、内容にちなんだ天ぷらを給食に取り入れ、読み聞かせや全校放送と図書室の掲示での紹介を行いました。

2021年2月15日月曜日

全国学校給食週間

 124日~130日までの全国学校給食週間を機会に、改めて給食や、食べることについて考えてもらいたいと思い、1月中の給食に郷土料理や、地元でとれた食材を生かした献立、昔の給食、6年生が考えた献立などを提供した。

それに合わせて給食時間に放送をしたり、直接クラスで指導を行ったりした。


家庭でも話題にしてもらえるよう、献立表にも載せ、教室で話したときに「家でも話してほしい」ことを伝えた。配膳室前に給食の歴史や、郷土料理のクイズを掲示した。図書館では、「食」の本のコーナーを作ってもらい、給食以外でも、食について考える機会となった。


郷土料理は家庭でも食べられることが少なくなっているものもあり、「初めて食べたけどおいしかった。」という声を聞くことができた。

地元の食材については、ほうれん草もりんごも生の状態では、この時期に手に入りにくい。冷凍やピューレ、粉末などを使用することで、食材が無駄にならないことや、年間を通じて地元の食材が食べられることも伝えた。

昔の給食を再現した献立では、今の自分たちの給食と比べることで、食べられることに感謝の気持ちをもつことができた。6年生が考えた献立では、実際に自分たちが考えた献立が形になることで、食への興味関心が高まった。その日は、残念ながら欠席者が多かったが、学校全体でも残菜はほぼゼロだった。


「食べること」の意識を変えたり、習慣化したり、興味をもってもらえるようしたりするには、継続した指導が大切である。

給食週間期間中だけでなく、これからも教材となるような献立作りを目指したい。そして、これからの指導方法の1つとして、電子黒板やタブレットの活用を考えていきたい。