「玉ねぎ栽培を通して地域とつながる」
郡上市立大和中学校の教育目標の一つに「自他を思いやり行動する生徒」があります。生徒は人権意識の高揚を目指した「ひまわり宣言」に基づく活動を行っています。
給食センターの隣の畑では、地域の人の力を借りながらひまわり満開projectを成功させました。
その畑の一部では3年生が玉ねぎを育て、収穫した玉ねぎを市内の学校給食で使用しました。献立表や食育だより、給食の時間の放送で紹介すると、大和地域の小学校では「○○ちゃんが作ったのやね。」「玉ねぎの入っとるスープ、おいしかったよ。あしたの給食にも使ってある?」と楽しみにする姿がありました。
1か月で全部を食べてしまったことを知ると、「もっと食べたかったなぁ」と残念がっていました。
秋には、2年生が技術科の授業で来年度用に昨年の2倍の植え付けをしました。畑の管理は地域の方に助けていただいていますが、生徒は成長を見守っています。
また、小学生には栄養教諭から定期的に様子を伝えています。
休耕田を活用した地域とつながる活動から、地産地消の推進、児童生徒の野菜摂取増加や苦手意識の解消、感謝の心の育成などの広がりを持つことができました。
雪の下でも寒さに負けないで育つ玉ねぎのように、たくましい人に成長してくれることを願っています。
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