2023年7月27日木曜日

「野菜について知ろう」 下呂特別支援学校 小学部1・2年生

小学部1・2年生の学級活動で「野菜について知ろう」の授業を行いました。

野菜には、風邪をひきにくくしてくれたり、お腹の調子を整えてくれたりするなど、体には必要な食べ物です。しかし、野菜を苦手とする子どもたちが多く、なかなか食べられない児童や障がいの特性等により、食に対するこだわりや初めての食材等に抵抗のある児童が見られます。そこで、野菜について興味・関心をもち、体の中での働きについて知ることで、苦手な野菜にも頑張って挑戦しようとする姿をねらいとし、本授業を計画しました。

 


紙芝居「グリーンマントのピーマンマン」の読み聞かせを行い、絵本の中に登場する野菜たちをみんなで一緒に確認しました。実際に、絵本に登場する野菜を持ってきて見せると、触ったり、持ったり、匂いを嗅いだりして、実物の感触を楽しむ姿が見られました。

その後、はてなボックスを活用し、中に入っている野菜を手の感覚だけで当てるゲームを行いました。楽しく野菜を触りながら中に入っている野菜を考える姿が見られ、ほとんどの児童が野菜の感触の違いを見分け、野菜の名前を言ったり、野菜カードを使って伝えることができました。また、はてなボックスに手を入れている児童を前から見ている他の児童が「むらさきいろのやさいだよ」「イボイボのやさいだよ」など、野菜の特徴からヒントを伝えることもできました。


授業のまとめでは、野菜を食べることで「元気いっぱいになる」「病気をやっつける」「元気なうんちが出る」といった体にとって3つの良いことがあることを学習しました。

 


授業後の給食の時間には、「やさい、もうたべちゃったよ」「おいしかった」という声があったり、給食に使用している野菜の名前が言えるようになったり、「これなんていうやさい?」などの質問をしたりするなど食に関する興味・関心が高まりました。また、苦手な野菜も頑張って食べようとする姿が見られたりしました。

今後も普段の食生活につなげられる活動を設定し、学校の取り組みを家庭につなげたいと考えています。


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