関市では近年シカによる農作物被害や交通事故が多く発生しています。そこで市民の生活を守るために、年間約600頭のシカが捕獲されています。
捕獲されたシカのほとんどは埋めたり焼却されたりしていますが、貴重な食材として利活用しようと関市役所農林課から給食センターに提案があり、今回初めてシカ肉を提供することとなりました。
初めてシカ肉を食べる児童生徒が多いことを考慮して、今回は人気メニューの1つであり、香辛料を用いることでシカ特有のにおいや味を気にすることなく食べられるカレーライスを提供しました。
ジビエ給食
始めは、いつもと違う料理名(ジビエカレーライス)に戸惑う児童生徒もいましたが、食べてみると「おいしい」や「また食べたい」などの感想がありました。
動画視聴の様子
給食の時間には、ジビエについて理解を深めるための話や動画を視聴したことで、「わたしたちがシカ肉を食べることで、捨てられる食材を減らせるならもっと食べてみたいと思った。」や「ジビエについて自主学習などでもっと調べたい。」など意欲的な感想もありました。
食事中の様子
このジビエ給食を通して、自分たちが暮らす地域の環境やフードロス削減について考えを深める、よい機会となりました。
シカ肉調理の様子
7500人分で、シカ肉120kgを使用しました。
シカ肉を食べやすくするため、生姜、にんにく、黒こしょう、カレー粉で炒めていきます。
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