2018年12月25日火曜日

恵那西中学校 プロの料理人による料理教室



恵那市では、「エーナ食のがっこう」として、幼少期より、野菜摂取や減塩に配慮した、健康的な食を選択できる人を育てるために、いろいろな体験を通して学ぶ活動を行っています。
その中の1つとして、市内の中学校でプロの料理人を招き、野菜をたくさん使用し、減塩を考慮したメニューを考案していただく活動があります。

恵那西中学校では、恵那市・中津川市にいらっしゃるプロの料理人の方に来ていただき、実際にその腕前を見せていただきながら、2年生が調理実習を行いました。


生徒は、まず健幸推進課の管理栄養士から、恵那市の平均寿命や野菜摂取の現状などを聞きました。恵那市は、野菜の摂取量が少なめで、県内でも特に男性の平均寿命が短いとのことでした。
それから教科担当の先生、栄養教諭から野菜の働きについて聞き、健康で長生きするためには、野菜をきちんと摂取することが大切だということを学びました。

次に、プロの料理人の方から、野菜をたっぷり使ったレシピを教えていただき、家でも作ることができそうな実習内容を考えていただきました。
また、すばらしい包丁さばきを見せていただいて、生徒は楽しく調理実習をすることができました。

これを機会に自分たちのからだのことを考えて、また家族のことも考えて、野菜をたくさん食べ、健康で長生きできるようになっていってほしいと思います。



「だしで味わう和食の日」 関市立下有知小学校



「だしで味わう和食の日」(主催:一般法人和食文化国民会議)の和食に関する指導実施協力校として、関市立下有知小学校家庭科室で1129日の6時間目に6年生計66名を対象に「子どもたちと料理人との交流」を行いました。


関市の「そば処山久」と「小瀬木料理教室」の代表である小瀬木周司さんを講師に招き、「だしのうまみとは?だしの作り方、料理人になるにはどうしたらよいか?」など、講話と調理実演の授業を受けました。


実際に目の前の大鍋でだしをとり、そのだしをもとに、お吸い物を作ったり、だし巻き卵を作ったりするプロのの技を見るのはまさに圧巻でした。






できあがったものは全員に試食として配られ、「すごく、おいしい。」「家の汁と全然違う。」などの感想がありました。






関市立武芸小学校 いけや賢二さん(吉本興業所属)サプライズ登場



119日の給食の時間に、関市公認「包丁大使」いけや賢二さん(吉本興業所属)の考案した、ウル得ダレをかける「さんまのかば焼き」をメインにした「ごはん、すまし汁、きんぴらごぼう、牛乳」の「包丁大使提案献立」を市内20校に提供しました。


いけや賢二さんはこのうちの1校、関市立武芸小学校にサプライズ登場し、児童らと
一緒に給食を食べました。


関市で多く生産される包丁とそのPRを担う包丁大使を児童生徒に広く知ってもらおうという企画です。

純和食メニューの提案献立で、「ちょっと見た目は地味な献立ですが」とはじまったお話は、おもしろおかしく、旬のさんまを味わい、和食をたくさん食べてほしいと伝えられました。

「ウル得マン」として人気者の登場に児童らは緊張しながらも楽しい時間を過ごすことができました。

2018年12月18日火曜日

飛騨市全校統一献立「ふるさと学校給食の日」

11月1日(木)飛騨市神岡給食センターの献立は、
「飛騨産新米コシヒカリごはん、牛乳、飛騨牛サイコロステーキ、かおりあえ、こも豆腐のみそ汁、りんごヨーグルト」でした。

この日は市から補助をいただき、飛騨牛や飛騨産米など私たちが住む飛騨の食材を使用したふるさと給食を通して、「食」に対する感謝の心を養うだけでなく、地域食材の価値、生産者が大切にしていることや苦労を学び、地域食材を誇りに思う心づくりにつなげることをテーマとし、飛騨市全校統一献立「ふるさと学校給食の日」が実施されました。



飛騨市立神岡小学校では、飛騨市の都竹淳也市長による食育授業が6年生に行われました。ホワイトボード一面に貼られた飛騨の食材を見て「こんなにたくさん食材があることを初めて知った!」という子どもたちの声も聞こえてきました。飛騨市長が飛騨の食材を大切に思う気持ちが、子どもたちにもよく伝わっていたと思います。

また、お米の国際コンクールで金賞を受賞した株式会社みつわ農園の永田政和さんにもお越しいただき、お米作りの苦労や、おいしいお米を作る工夫について聞きました。飛騨市には永田さんのようなお米作りのプロがいることも、自慢できることです。

楽しみにしていた給食の時間では、「お肉おいしい!」、「こも豆腐って何?」など様々な感想が聞こえ、ふるさと給食に興味をもちながら楽しそうに食べる姿を見ることができました。ある担任の先生からは「いつもはごはんが残るのに、今日は残っていないよ。」と言われ、ごはん以外も空になった食缶が多く、おいしく食べてくれたのだということを感じました。


給食にはいろいろな思いを込めています。これからも地域の食材やその良さを伝えていきたいと思います。




2018年12月14日金曜日

10月 学校給食の献立を生かして、「尾頭つき魚の食べ方」指導


学校給食の献立を生かして、「尾頭つき魚の食べ方」指導を行っています。

魚は食べるのが面倒、食べ方が分からないなどと敬遠されることが多くあります。
しかし、川や海に恵まれた日本では、良質なタンパク源で美味な魚を食べる食文化を発展させてきました。
箸をじょうずに使って食べる食事マナーも和食のすばらしいところです。こうした食文化を伝えたいと考えています。

そこで、毎年ふるさと郡上の水で育った川魚を使い、簡単できれいにおいしく食べる方法を学び、実践することを続けています。

今年は郡上産あまごの塩焼です。あまごは生で当日朝納品をしてもらったので、とても新鮮できれいな魚です。それを給食センターの調理員さんに、化粧塩を付けながらおいしそうに焼いてもらいました。


郡南中学校1年生では、魚業者の方を招き、直接食べ方を教えてもらっています。箸をうまく使い魚のひれを取り、背中から骨と身をきれいにはずします。
初級編として頭や尾は切り離しても構いません。

デモで方法を習い、図解のパネルで確認しながら、皆が真剣に取り組んでいました。

「箸をうまく使わないと上手にできないな。」などと言っている生徒もいましたが、とてもきれいに骨と身を分けて食べることができました。

生徒たちの感想は、「魚の食べ方を教えてもらって、とても食べやすくおいしく食べることができた。」「背から身を開く方法は、とてもきれいにできて楽しかった。」「うまく開くと食べる部分が多くなり、おいしく食べられた。」「よい体験ができたので、これからに生かしていきたい。」などがありました。

これからは上級編へチャレンジしていきながら、魚の食べ方を身につけて楽しく食べてほしいと思います。