2020年12月21日月曜日

生徒が作った大根を使った給食紹介 各務原市立緑陽中学校

各務原市立緑陽中学校では、昨年度から学校支援ボランティアの星川さんの協力により学級園で野菜を育てています。夏には、トマトやナスなどの夏野菜を収穫し、その後、冬野菜を育てていました。その冬野菜が12月になって収穫ができるようになり、今回は給食でも使うことになりました。

生育状況や大きさを考えて、十分な量の大根を使うことができることがわかりました。そこで、12月10日の「大根と厚揚げの煮物」に使用することにしました。

前日に、大きなものを選びながら収穫をして、葉と根をわけて洗いました。水がとても冷たくて、手が痛いくらいでしたが、生徒たちは給食に出ることを楽しみにして協力して作業をしていました。その後、全員で給食室の調理員に届けに来てくれました。

当日は、調理員が、生徒から届いた大根を、無駄が出ないように切りました。葉も一度茹でて、彩がよくなるように最後に入れるようにしました。

給食時間には、全校放送でこの大根を紹介し、生徒も残さず味わって食べていました。

 

1210()の給食】

・麦ごはん

・牛乳

・鶏そぼろ

・きのこ汁

・大根と厚揚げの煮物

・りんご

給食
大根の収穫
大根洗い
大根洗い②
調理員さんへ
調理中①
調理中②
調理中③

安八町学校給食センター 「健康を考えた献立」

安八町学校給食センターでは、毎年9月から2月の間に各小中学校・こども園で考えた「健康を考えた献立」を取り入れている。今年度は、コロナの影響で、実施開始時期がおくれたが、12月より各学校からの「健康を考えた献立」の実施することにした。

名森小学校では、6年生が、家庭科の授業で学んだ献立作成の知識や夏休み中におこなう家庭でのお手伝いなどの経験を生かし、献立作成をおこなっている。

今年度は、10月の学級活動の時間に、健康を考えた献立作成をおこなった。

「地元の食材は?」「旬の食べ物は?」「栄養のバランスは大丈夫かな?」「みんなに楽しく食べてもらいたいな。」「野菜が苦手な子が多いので、野菜がたくさん食べられるようにしたいな。」「寒い時期なので、体が温まる献立がいいな。」など、一人一人がいろいろと考えてくれた。授業後の反省には、「献立を考えるのは、結構大変なんだな。でも、楽しかった。」とあった。

実施する献立は、学級担任と栄養教諭で選んだ。

当日の給食

当日は、6年生より、献立作成したときの思いや工夫したことを全校放送で伝えた。

校内放送中

5年生は、「来年度は自分たちが給食の献立をたてられる。」と意気込んでいた。


教室での様子


飛騨市「ふるさと学校給食」

 飛騨市では「ふるさと学校給食」として、飛騨市内の農産物を給食で提供する取り組みがあります。

その1つとして「有機野菜の日」があり、地元の神岡町で育てられている有機野菜を給食で提供し、子どもたちにおいしさを感じてもらう機会となっています。

事前に神岡小学校の2年生では、「やさいを知り、すききらいなく食べよう」という授業を行いました。その中で有機野菜を育てられている地元農家さんのインタビューを流して、野菜を育てる工夫や思いに触れました。

児童からは「みんながおいしく食べられるように作ってくれている。」「時間をかけて作ってくれていることが分かった。」など農家の方の思いを理解し、感謝する発言が多くありました。

給食の時間には、有機野菜の小松菜、白菜、人参をおかかあえで提供しました。味わいながら食べる児童の姿があり、「いつもの野菜よりこの小松菜は味が濃い。」「おいしいからもっと食べたい。」など野菜のおいしさに気づくうれしい声もあがりました。食缶は空っぽになりました。






2020年12月8日火曜日

勤労感謝の日に向けての食育授業 羽島市立桑原学園

コロナの影響で給食の時間は16年生を対象に、ビデオを使った放送指導を行っていますが、年間で食育の授業も位置付けて指導しています。

その中で、11月には勤労感謝の日もあることから、4年生を対象に行った食育授業について紹介します。

当日の給食食材、地元農家の方の紹介、給食ができるまでの様子について、朝の検収から、調理、配送までを撮影し、4時間目の授業で紹介しました。

今日の給食がどのように作られているのかをほぼリアルタイムで知ることができるため、給食がとても多くの人に支えられて作られていることがよく分かり、より感謝の心を持って食事をしようとする意欲につなげることができました。

また、ビデオ動画だけでなく、調理員が実際に使っていた調理道具に触れたり、調理員や農家の方の願いを知ることで、より感謝の心を持つことにつながり、当日の給食もおいしく残さず食べることができました。

 

子どもたちからは、「わたしたちがいつも食べているきゅう食に、こんなにたくさんの方が協力してくださっていることを初めてしりました。きらいな物もあるけれど、のこさずおいしく食べます。」

「分かったことは、わたしたちの給食のために、いろいろな食材を用意してくれたり、調理してくれたりしたことです。これからは、農家のみなさんや調理してくれる人にかんしゃして食べたいです。」等の感想がありました。

翌日にはこの感想を持って、調理員、地元農家の方へ子どもたちからの感謝の気持ちを伝え、交流することができました。

コロナ禍ではありますが、動画や手紙、感想等を活用して、少しでも学校とセンター、地域の方と連携し、子どもたちのより良い食育につながればと思います。



電子黒板を使用して給食の時間における食育 瑞穂市内 全小中 学校


瑞穂市では,電子黒板を使用して給食の時間における食育を実施しています。

放送原稿を読むだけでなく、その内容に登場する食材や食文化、教科書で学ぶ内容の写真を資料添付しています。


また、地産地消の理解を深めるために、生産者や地域の食材についての紹介も行っています。今年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、新しい生活様式が取り入れられ、給食時間に話すことができなかったり、行動を制限されることが多いのが現状ですが、電子黒板と放送を活用した指導資料は、各学校や学級で有効活用されています。


10月15日は「鵜飼いじまい」の日であることから、鮎を献立に取り入れ,国の重要無形民俗文化財である長良川の鵜飼いや地元で生産されている鮎について,児童生徒に紹介をしました。


放送原稿だけでなく写真や資料を添付することで、岐阜県の食文化や地産地消の食材を子どもたちがより身近に感じてくれることを願っています。

2020年8月7日金曜日

地元の米や野菜等を使った季節の給食「ふるさと川辺給食」

川辺町学校給食センターでは、毎月、地元の米や野菜等を使った季節の給食を「ふるさと川辺給食」として出しています。7月は、地元の野菜生産者の会「愛菜の会」の方が育てた夏野菜を使った夏野菜カレーと、とうもろこしを出す予定にしていました。

ところが、7月の豪雨で川辺町も思いがけない被害にあいました。給食に出すために丹精込めて作ったとうもろこしが暴風で倒れて、予定の半分しか用意できなくなってしまったのです。

この現状を子供たちに知らせ、「今まで当たり前に食べていた給食も、たくさんの人の苦労があって食べられること」や、「自然災害により、野菜等も影響を受けることがあるから、感謝の気持ちで大切に食べてほしい」ことを、ふるさと川辺給食の前日に話しました。

当日は、各小中学校の給食放送で紹介するとともに、学校に資料を渡して、先生方からも指導して頂きました。


学校から、「貴重なとうもろこしを味わっていただきました。」「貴重なとうもろこし、ありがとうございます。」「甘くておいしかった。」との感想が寄せられました。

給食だよりにも掲載し、給食は地域の方々に支えられていることを紹介しました。

2020年6月11日木曜日

臨時休校期間中の食事や栄養のヒントとなるようインターネットを活用した働きかけ

学校の臨時休校の期間中、在宅の子どもと保護者の方の食事や栄養のヒントとなるよう、インターネットを活用した働きかけを行いました。
関市と美濃市の取組を紹介します。



関市は、毎日その日の給食献立の写真をツイッターに掲載していましたが、3月17日からは給食レシピや、子どもでも手軽に簡単に作ることができる簡単レシピを、1日1品ずつ掲載しました。食材の組み合わせや味付けの工夫など給食ならではのものもあり、保護者と思われる方からの嬉しいコメントもいただきました。
ツイッターのフォロワー数も1000を超え、多くの方に見ていただくことができました。



美濃市は、市内の小中学生向けに学校給食と同じ献立の料理の作り方を紹介する動画を作成しました。紹介したキーマカレーは、人気メニューの一つで、野菜がふんだんに使われています。野菜の切り方や炒める順番、味つけのタイミングなど、一つ一つの工程を丁寧に具体的に説明していくことで、小学生でもチャレンジしやすいよう工夫しました。作成した動画は、市内の小中学生限定の授業動画サイトで公開しています。
市公式サイトにも給食レシピを掲載したり、市内飲食店へ給食レシピを提供し、給食弁当を販売してもらったりして、家庭でも栄養のある料理を食べてもらえるよう支援しています。

新型コロナウイルス感染症拡大で、学校の臨時休校が長引き、自粛生活も続きました。
家の中で生活する時間が長い分、家庭での食事のヒントになったり、家族のコミュニケーションのきっかけになるよう、今後もtwitterや動画サイトなどインターネットを通じて、子どもや保護者に食育を発信していきたいと思います。



※配信にあたっては、市職員、市教育委員会の皆様にご協力いただきました。


関市学校給食センターのつぶやき https://twitter.com/sekikyushoku
美濃市公式サイト http://www.city.mino.gifu.jp/pages/47292


2020年1月29日水曜日

大垣市北部学校給食センター調理員 小学校訪問


大垣市北部学校給食センターでは、全国学校給食週間のある1月に、調理員が小学校を訪問しています。今年で8年目となり、各小学校で食に関する指導のひとつとして位置づけられています。


当日の調理中の写真や調理道具を見せながら、調理中に気を付けていることや大変なことを、調理員の言葉で話しています。どの調理員も、虫や土などが残らないように気を付けて野菜を洗っていることや、1度に作る1,000人分のあえ物の味が均一になるようによく混ぜ合わせていることなど、安全でおいしい給食づくりのために日頃からしていることを話しています。

今食べている給食の材料や目の前にいる調理員が写っていることで、児童は目を輝かせて写真を見たり、調理道具の大きさに驚いたりしながら話を聞いています。食缶に残っていたおかずをおかわりして食べる姿や、残さず食べた児童がもらえる「ぺろりシール」を調理員に見せる姿が見られました。


訪問した調理員は、自分たちが作った給食を、児童がどのように配膳して食べ、片付けているかを実際に見たり、給食の感想を聞いたりして触れ合うことで、翌日からのよりよい給食作りの活力としています。