2023年12月31日日曜日

「教えて!かきりん」 瑞穂市 牛牧小学校

瑞穂市では、毎月食育の日に栄養や食文化の知識を伝えるために「教えて!かきりん」というテーマで給食の時間に栄養指導をしています。

瑞穂市のマスコットキャラクターの「かきりん」が様々な食に関する知識を教えてくれるという設定で栄養教諭が指導内容を作成し、各学校の給食委員会の児童生徒が「かきりん」になりきって全校に放送をしてくれています。


11月は「和食の良さを知ろう」というテーマで、和食の魅力を伝えました。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されていることや健康的な食事として世界からも注目を浴びていることなどを知ることで、児童生徒自身がこの食文化を次世代にも伝えていくために何ができるのかを考える機会になりました。


また、11月24日の「和食の日」には、ごはんとだしの味が効いたみそ汁、魚と野菜のおかず、そして瑞穂市の富有柿を提供しました。

瑞穂市では、魚嫌いの子どもたちも多くいますが和食の話を聞いて、がんばって食べていました。また、地元食材で旬の果物の富有柿は、「甘くておいしい」「実は苦手だけど食べてみたらおいしかった」などの感想を聞くことができました。

外部講師を招き学級菜園 各務原市 緑陽中学校 特別支援学級

 緑陽中学校の特別支援学級では、外部講師を招き学級菜園で様々な野菜を育てています。

夏は、ズッキーニ、なす、トマトなどの夏野菜、冬は春菊、大根、かぶ、小松菜など季節にあった野菜を育てています。

今回、立派に育ったかぶと大根を全校生徒に味わってもらおうと、学校給食で使用することにしました。


かぶは、生徒が大好きなシチューに使用することにしました。無駄なくすべてを味わって欲しいと思い、柔らかい葉の部分も浮き実として使用しました。


大根は、給食最終日に年越しのおかずに入れました。

年越しのおかずは、大みそかに一年無事に過ごせたことに感謝し、来年も良い年であるようにと願いを込めて食べられている各務原市の郷土料理です。生徒が育てた大根を入れることで、より感謝の気持ちを持つことができました。


給食時間には、全校放送でこのことを紹介し、生徒も残さず味わって食べることができました。

「わたしたちの生活と食糧生産」 白川町 小学5年生社会科

 白川町では、豊かな自然やその気候が稲作に適していることから、町全域で昔から稲作が行われている。

学校給食でも、「白川米ごはんの日」「有機米ごはんの日」として月に1回ずつ、町内でとれたお米を給食に出している。



本指導では、小学5年生社会科「わたしたちの生活と食糧生産」での「米作り」と関連させて、白川町の生産者が地域の特徴を生かし、おいしいお米を育てるための工夫や思い、そして有機米生産者の思い(生物多様性、持続可能性な未来への思い)を給食時間に紹介をし、学習の理解を深めた。



2023年12月11日月曜日

「野菜を食べることの大切さを知り、たくさん食べる方法を考えよう」 郡上市高鷲小学校

郡上市では、給食の残量やアンケートの結果から野菜の摂取量に課題があることが分かったため、小学生を対象に野菜についての食に関する指導を行っています。

今回は5年生において「野菜を食べることの大切さを知り、たくさん食べる方法を考えよう」を課題に授業を行いました。


授業の中では、野菜の働きについて知り、実際に小学生の野菜摂取目標量である300gを班ごとに計りました。

実際に毎日、これだけの量を食べているのかを考えると、多くの児童が食べられていないと感じたようです。たくさん食べる方法について、家庭科の調理実習で学習した、ゆでることでかさが減ることなど調理によって食べやすくなることを結び付けて考えました。

これからの生活の中で、授業で学んだことを生かし、意識して野菜を食べられるといいですね。


2023年11月30日木曜日

献立と教科等の内容を関連付けた食に関する指導 大垣市内全22小学校

大垣市では、献立と教科等の内容を関連付けた食に関する指導を、市内全小学校(22校)で行っています。


統一した食に関する指導となるよう、デジタル化した指導資料を各小学校に配信し、学級担任がICTを活用して食に関する指導を実施しています。


今回は、小学校1年生国語「ものの名まえ」に関連させた、「さかなの骨をじょうずにとろう」にちなみ、給食に「さんまの塩焼き」を取り入れました。

さかなの名前を確認し、魚の骨を上手にとることで残さず食べられるよう、指導資料を作成しました。



2023年9月8日金曜日

残量の少なさ日本一をめざして!高山市立松倉中学校

本校では、給食委員会を中心に生徒が主体となって、残量の少なさ日本一をめざして様々な取り組みを行っています。

給食委員の呼びかけ

まず、短い給食時間の中で少しでも食べる時間を確保するため、10分内配膳に取り組みました。3年生が1年生に配膳方法を伝えたり、配膳が早いクラスを見学に行ったりし、クラス全員で協力し、効率的に配膳できるようになりました。

また、感謝の心を持って食べることができるよう、給食委員が給食センターを訪問し、給食ができるまでの様子、調理員さんの苦労や思いを全校に伝えました。

委員会による給食センター訪問

さらに、成長が著しい時期の食生活について、委員長と栄養教諭が定期的に昼の放送で全校指導を行い、食への興味・関心を深め、「自身の健康等を考え、バランスよく食べよう」という意欲を高めています。

これらの取り組みの結果、充分な食事時間を確保でき、感謝の気持ちやバランスよい食生活実践への意欲が高まり、大幅に残量が減りました。7月には全校残量ゼロを達成し、生徒たちの中に誇りが生まれ、委員長や栄養教諭が給食時間に巡回すると、自分たちのクラスのよさや工夫を教えてくれます。

4月から毎日残量ゼロのクラスでは、かけらの1つもなく洗ったかのようにきれいな食缶はもちろん、食器もきれいに返却することで感謝の気持ちを伝えています。それらの姿を全校に広めることで、さらに各クラスで工夫し、自主的に動く姿も増えています。

かけら一つ残さない残量ゼロの学級

今後は「食育を題材とした全校道徳」なども企画しています。健康への意識や感謝の心を一層深め、残量の少なさはもちろん、いろいろな「日本一」の給食時間をめざしていきたいです。



2023年7月27日木曜日

「野菜について知ろう」 下呂特別支援学校 小学部1・2年生

小学部1・2年生の学級活動で「野菜について知ろう」の授業を行いました。

野菜には、風邪をひきにくくしてくれたり、お腹の調子を整えてくれたりするなど、体には必要な食べ物です。しかし、野菜を苦手とする子どもたちが多く、なかなか食べられない児童や障がいの特性等により、食に対するこだわりや初めての食材等に抵抗のある児童が見られます。そこで、野菜について興味・関心をもち、体の中での働きについて知ることで、苦手な野菜にも頑張って挑戦しようとする姿をねらいとし、本授業を計画しました。

 


紙芝居「グリーンマントのピーマンマン」の読み聞かせを行い、絵本の中に登場する野菜たちをみんなで一緒に確認しました。実際に、絵本に登場する野菜を持ってきて見せると、触ったり、持ったり、匂いを嗅いだりして、実物の感触を楽しむ姿が見られました。

その後、はてなボックスを活用し、中に入っている野菜を手の感覚だけで当てるゲームを行いました。楽しく野菜を触りながら中に入っている野菜を考える姿が見られ、ほとんどの児童が野菜の感触の違いを見分け、野菜の名前を言ったり、野菜カードを使って伝えることができました。また、はてなボックスに手を入れている児童を前から見ている他の児童が「むらさきいろのやさいだよ」「イボイボのやさいだよ」など、野菜の特徴からヒントを伝えることもできました。


授業のまとめでは、野菜を食べることで「元気いっぱいになる」「病気をやっつける」「元気なうんちが出る」といった体にとって3つの良いことがあることを学習しました。

 


授業後の給食の時間には、「やさい、もうたべちゃったよ」「おいしかった」という声があったり、給食に使用している野菜の名前が言えるようになったり、「これなんていうやさい?」などの質問をしたりするなど食に関する興味・関心が高まりました。また、苦手な野菜も頑張って食べようとする姿が見られたりしました。

今後も普段の食生活につなげられる活動を設定し、学校の取り組みを家庭につなげたいと考えています。


図書委員会との連携「お話給食」 養老町立笠郷小学校

 

図書委員会との連携「お話給食」

実施日:令和5年6月19日(月)~6月30日(金)

養老町立笠郷小学校では、図書館まつりに合わせ、絵本に出てくる食べ物を給食に取り入れる「お話給食」を実施しています。図書館内にある絵本の中から、図書委員が、食べ物が出てくる絵本を何冊か探し出し、投票を行います。その結果を基に、図書委員会担当の先生と栄養教諭で調整し、給食に取り入れています。

6月の図書館まつりでは、「にくのくに」(作:はらぺこめがね 出版社:教育画劇)が選ばれました。この絵本では、肉の国の一番の王様を決めるために、8人の肉の王様が、それぞれ自分が一番だと料理自慢をしていくので、8種類もの料理が出てきます。そこで、衛生上給食で出せないローストビーフを除く7種類の自慢料理を、6日間かけて提供しました。

絵本の最後に登場する「スキヤキ」給食


図書館まつりの初日には、図書委員が読み聞かせを行いました。4~6年生が一堂に会する給食棟では、全児童に見えるよう、タブレット端末を通して大型テレビに映し出し、マイクを使って読み聞かせました。

絵本に出てくる料理を食べながら聞いている様子


お話給食を実施することで、本への興味関心が高まり、図書館を楽しく利用してほしいと願う図書委員会の活動の力添えをしています。


2023年7月3日月曜日

1年生の保護者を対象とした給食参観 関市立桜ケ丘小学校

 実施日 令和5年6月1日(木)

関市立桜ケ丘小学校では毎年、1年生の保護者を対象とした給食参観を行っています。新型コロナウィルス感染予防のため、しばらくオンラインでの開催でしたが、今年度は久しぶりに給食参観と給食試食会を行うことができました。


はじめに栄養教諭から「学校給食について」「給食時間の様子」「1年生で身につけたい食生活」などの講話を行いました。その後は親子で給食を配膳して食べました。

この日の給食は「麦ごはん、高野豆腐の味噌がらめ、中華スープ、肉野菜炒め、牛乳」です。試食された保護者からは「家ではあまり食べない食材が使われていておいしかった。」という声がありました。また、講話を振り返り、「食器を持って食べようね。」とお子さんに話しかける方もいらっしゃいました。


給食参観後の保護者の感想には、「わが子と一緒に給食を食べることができて楽しい時間が過ごせた。」「子どもたちの安全とおいしさのために細かな配慮をしていることが分かった。」「朝ごはんの大切さがわかった。」といったものがあり、給食を通して家庭の食事を見直すきっかけになったようです。


これからも、家庭と連携して食育を推進していくために、保護者への情報発信や食育活動を積極的に行っていきたいと思います。

2023年3月29日水曜日

「食べ物のひみつを知ろう」 関ケ原小学1年生

小学校1年生の学級活動「食べ物のひみつを知ろう」の授業を行った。食べ物の体の中での働きを知り、苦手な物があっても自分の体のために、がんばって食べようとする姿をねらいとし、本授業を計画した。



食べ物は体の中の働きによって、3つの色のグループに分かれること、それぞれのグループの食べ物を食べると、体にどのようなよいことがあるか(「体が大きくなる」「勉強をがんばれる」「病気になるのを防ぐ」)を学習した。

当日の給食で使う食べ物をカードで確認し、それらを3つのグループに分けたことで、給食には、たくさんの食べ物が使われていること。3つのグループの食べ物が必ず使われていることに気付いた。栄養教諭から、給食に3つのグループの食べ物が必ず使われている理由を聞き、児童からは「野菜は苦手だけど、野菜バリアーができるから、がんばって食べたいな。」というつぶやきがあった。


学習後、元気いっぱいの体になるために、どんなことをがんばるかめあてを決め、「がんばりカード」に記入した。このめあては、平日は学校給食で、土曜日・日曜日は家庭の食事で取り組む予定である。

給食の時間には、「赤、黄、緑の食べ物があるね。」「おひたしは、野菜がたくさん履いているから野菜バリアーができるね。」など、学習を振り返る声があがった。

2023年3月20日月曜日

給食ジビエカレーライス(鹿肉) 関市内 26小中学校

関市では近年シカによる農作物被害や交通事故が多く発生しています。そこで市民の生活を守るために、年間約600頭のシカが捕獲されています。

捕獲されたシカのほとんどは埋めたり焼却されたりしていますが、貴重な食材として利活用しようと関市役所農林課から給食センターに提案があり、今回初めてシカ肉を提供することとなりました。

初めてシカ肉を食べる児童生徒が多いことを考慮して、今回は人気メニューの1つであり、香辛料を用いることでシカ特有のにおいや味を気にすることなく食べられるカレーライスを提供しました。


ジビエ給食

始めは、いつもと違う料理名(ジビエカレーライス)に戸惑う児童生徒もいましたが、食べてみると「おいしい」や「また食べたい」などの感想がありました。


動画視聴の様子

給食の時間には、ジビエについて理解を深めるための話や動画を視聴したことで、「わたしたちがシカ肉を食べることで、捨てられる食材を減らせるならもっと食べてみたいと思った。」や「ジビエについて自主学習などでもっと調べたい。」など意欲的な感想もありました。

食事中の様子

このジビエ給食を通して、自分たちが暮らす地域の環境やフードロス削減について考えを深める、よい機会となりました。


シカ肉調理の様子

7500人分で、シカ肉120kgを使用しました。

シカ肉を食べやすくするため、生姜、にんにく、黒こしょう、カレー粉で炒めていきます。



2023年3月16日木曜日

「瑞浪ボーノポークを味わう」

瑞浪市は、「瑞浪ボーノポーク」というブランド豚を飼育しています。

学校給食では月に1回以上、瑞浪ボーノポークの献立が登場します。児童生徒も、毎月楽しみにしているようです。

今回は、瑞浪ボーノポークの新メニュー「瑞浪ボーノポークのもっちり揚げ」の登場です。児童生徒が、この給食をおいしく食べることで、さらに地域に愛着を持つことを願って作りました。


給食の時間には、校内テレビ放送で、この料理を作っている様子を伝えました。



瑞浪ボーノポークのもっちり揚げは初めてのメニューで子どもたちは興味津々。これを食べた児童生徒からは、「もっちり揚げがすごくおいしかったです。また食べたいです。」、「もっちり揚げの大豆の食感が楽しかったです。」という声がありました。

これからも、新しいメニューを開発しながら、地産地消を推進していきたいと思う出来事でした。



2023年2月27日月曜日

「日本の食文化と和食の調理」 神戸町立神戸中学校 2年生

 中学校2年生の家庭科「日本の食文化と和食の調理」において、地域でとれる食材や地産地消の取組についてJAの方から話を聞きました。


神戸町では小松菜の生産が県内の約9割を占めていることや栽培から出荷までの過程や生産者の苦労などについて動画を通して教えていただきました。また食品ロスについても触れられ、地場産物への理解を深めることができました。その後、町内で栽培されている小松菜やグリーンねぎ、水菜などの野菜を生かした調理計画をたて、各自、家庭で実際に調理を行いました。給食の人気メニューの小松菜のアーモンドあえにチャレンジした生徒もいました。



学習プリントの振り返りには「地域の野菜の良さを感じることができた。これからも地域の食材を取り入れていきたい。」「スーパーで『神戸町』と書かれた小松菜を見つけ、なんだかうれしかった。」「地域の食材を使うことでよりおいしく感じたので、時間があればまた作りたい。」

などの感想が記入され、実際に家庭で調理することで、地域食材のよさに触れたり、料理を作ることの楽しさを感じたりすることができました。

2023年2月24日金曜日

「まめなかな運動」 久々野小学校3年生

毎年、久々野小学校3年生は「まめなかな運動」という取り組みで、JAの方から大豆づくりを教わり、約半年をかけて大豆を育てます。今年度は黒豆を育てました。「丹波の黒豆」という品種で粒が大きいのが特徴です。6月に約120本の苗を植え、11月には約1?の黒豆が収穫されました。


この黒豆を使用し、給食センターで「黒豆ごはん」を作りました。当日の放送では3年生が全校児童に向け黒豆について紹介しました。一生懸命育てた大豆は甘く、小学生から中学生までどの学年もおいしく食べました。自分たちが育てた黒豆の入ったごはんを嬉しそうに食べる3年生の姿がありました。


また、3年生が学習する国語の「すがたをかえる大豆」では、栄養教諭が授業に参加し、給食に大豆を使うことのよさを伝えました。

ほとんど毎日の給食に大豆が使われていることを知り驚く児童の姿や、授業後の給食では、使われている大豆を興味深く探す姿が見られました。

授業と給食を連携して行うことで子どもたちの深い学びにつながりました。

「中部中まなび献立」 中部中学校1年生

可児市学校給食センターでは、中部中学校1年生が考えた献立を実際の給食で提供する「中部中まなび献立」を毎年実施しています。今年度は、可児市市制40周年と合わせて「未来の可児市を担う小中学生に食べてほしい献立」を考えてもらいました。



子供たちは、グループごとにテーマを決め、給食の料理カードや過去の献立表を参考に、アイデアを出し合いながら献立を考えていました。


グループごとに考えた全60献立の中で、学年NO.1献立に選ばれたのは、「菜めしとしらすの麦ごはん、豚汁、から揚げのねぎソース、まめコーンサラダ、豆乳プリン、牛乳」でした。

可児市では、残量調査の結果から、主食(特に麦ごはん)が多く残るという課題があります。選ばれた献立は、この課題に注目し、麦ごはんに菜めしやしらすを混ぜたり、麦ごはんに合うおかずの組み合わせにしたりすることで、麦ごはんが一口でも多く食べられるような工夫が考えられていました。


学校からは、「『この野菜は好き』、『ふりかけがあるからたくさん食べたい』と、昨日からずっと楽しみしていた献立でした。すてきな献立をありがとうございます」という感想が届きました。献立を考えた子供たちも「なめしとしらすのごはんがおいしかった」と満足そうでした。

2023年1月25日水曜日

玉ねぎ栽培を通して地域とつながる 郡上市 大和中学校

 「玉ねぎ栽培を通して地域とつながる」

郡上市立大和中学校の教育目標の一つに「自他を思いやり行動する生徒」があります。生徒は人権意識の高揚を目指した「ひまわり宣言」に基づく活動を行っています。

給食センターの隣の畑では、地域の人の力を借りながらひまわり満開projectを成功させました。

その畑の一部では3年生が玉ねぎを育て、収穫した玉ねぎを市内の学校給食で使用しました。献立表や食育だより、給食の時間の放送で紹介すると、大和地域の小学校では「○○ちゃんが作ったのやね。」「玉ねぎの入っとるスープ、おいしかったよ。あしたの給食にも使ってある?」と楽しみにする姿がありました。

1か月で全部を食べてしまったことを知ると、「もっと食べたかったなぁ」と残念がっていました。

秋には、2年生が技術科の授業で来年度用に昨年の2倍の植え付けをしました。畑の管理は地域の方に助けていただいていますが、生徒は成長を見守っています。

また、小学生には栄養教諭から定期的に様子を伝えています。

休耕田を活用した地域とつながる活動から、地産地消の推進、児童生徒の野菜摂取増加や苦手意識の解消、感謝の心の育成などの広がりを持つことができました。

雪の下でも寒さに負けないで育つ玉ねぎのように、たくましい人に成長してくれることを願っています。






2023年1月11日水曜日

「身の回りの問題について考える」学習 「給食の残菜をへらす」 富岡小学校 6年生

山県市では、毎月18日を「食育の日」として、山県市産の食材を使った献立を実施しています。11月は、市内産のしいたけを使ったしいたけかつ丼の献立でした。


富岡小学校では、6年生の児童が国語の「身の回りの問題について考える」学習で、「給食の残菜をへらす」ことを取り上げ、全校に向けて発信しました。学習後も毎月テーマを決め、残菜を減らすために、全校への発信を続けています。11月は、苦手な子が多い「しいたけかつ丼」を取り上げ、掲示を作りました。


当日は朝の会で、授業支援アプリ ロイロノートを使って、しいたけかつ丼についてのクイズを行いました。食べやすくするための調理員さんの工夫や調理の大変さを伝え、残さず食べるよう呼びかけました。


当日は、「ひとくちでたべられるから食べやすい」という声もあり、残菜はほとんでありませんでした。